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お母さんからのお手紙

保護者の目から見た幼稚園

―保育参観の感想文やお便りから―

(年長男児保護者)

 (様々な葉の形を分類したことについて)いつも感じることですが、この年齢の子ども達が30余人集まって一つのことをさせるのに、静かな雰囲気で、整然としていてよく集中が続くなと思いました。そして簡単そうに見えても実は学問的な分野をきちんと延長線上に見据えている保育内容の高さに感動しています。―後略―

(年長女児保護者)

 今回が最後の参観となり、3年前の幼かった娘の様子を思い出しながら感慨深く拝見いたしました。お仕事の場面は何度見ても子供たちの持っている潜在能力や可能性が感じられ、また子供たちの真剣な横顔や真摯な姿に心打たれます。 30人近い子供たちがそれぞれ思い思いの活動をしているにも関わらず、少しも雑然とした雰囲気がなく、これだけいろいろなお仕事を提供していながら、先生方の目が行き届いていることに驚かされます。上の子供もモンテッソーリ教育を導入した幼稚園に通っていましたが、峡南幼稚園でのお仕事の質は比にならない程高く、これも現場の先生の熱心な指導のお陰と感謝しておりました。 私はいつも娘が作ってきたお仕事の切り紙の編みこみ細工や、織り機で作ったポシェットなどを見ると、そのひと目ひと目に、娘の凝縮された時間と真剣な横顔を思い浮かべてしまいます。この3年間、様々なお仕事に取り組む中で、どれだけ娘が成長し、様々な感覚を養うことが出来たか、作品を通して切実に感じることが出来ました。
また今回、父母の会では斉藤先生の、教師としてのご経験と母親としてのお立場の両方から、就学前の不安を的確に捉えた、すばらしいお話を伺うことができました。峡南幼稚園を卒園してきた子供たちは、その独特の雰囲気から、初めは異端児のようにとらえられることもあるけれど、それは短い期間に過ぎず、やがてはその能力を発揮して、お友達から頼られる存在になるというお話には特に感銘を受けました。私も、入学後のクラスには保育園からあがってくる子供さんが多いので、うまく馴染めるかしらと心配しておりましたが、斉藤先生のお話を聞くうち、あえて群れる必要はないのではないかと思えてきました。無理に既存の集団に溶け込もうとするより、自分らしさを見失わない強さを持って欲しいと思いました。 これから子供たちが歩む道にはたくさんの困難が待ち受けていると思います。そんな中で、親がしてあげられることはほんのわずかですが、子供の生きる姿勢を信じ、いつまでも笑顔が曇らないことを願って、見守っていきたいと思います。
3年間、子供たちを温かくお育て下さり、本当にありがとうございました。

(年少男児保護者)

 まず父母会での副園長先生のお話ですが、食事の大切さについて改めて考えさせて頂きました。子供の心身の健康に大きく関わっているのですね。お弁当も毎日大変ですが子供が得意気に「全部食べてきたよ!」とお弁当箱を見せてくれたり、その時目一杯ほめてあげることができたり、幼稚園での様子を教えてくれるきっかけになったり・・・と、親子の心の交流の大きな原点になっています。これもお弁当の良い点だ、と思いました。子供もお弁当がとても楽しみのようで、本当に食事は様々な可能性を持っているのだと思いました。
―後略―

(年少のお母様から)

 年少さんはお弁当が始まって、二ヶ月ほどしか過ぎていないのにクラス全体が落ち着いてお弁当の準備を進めていてテーブルの全員が揃うまで静かに待つことができ驚きました。先生方には普段園児達が穏やかにやさしく接していただいていると感じました。また、麦茶をこぼしてしまった年少さんは、騒ぎ立てたり、困ったりせず一人で片付けることが出来る事に感心しました。スポンジやバケツ、雑巾等も園児用に小さくなっていて本当にすばらしい整った環境であることがわかりました。

(年少のお母様から)

 保育参観を終えて我が子も含め子ども達が大変礼儀正しく思いやりの気持ちが有る事にびっくり致しました。順番やお掃除の手伝い等お友達のことを待ったりとても感心することばかりでした。私は長男を亡くしているので、どうも神経質になる部分があり、そんな時、“はぐくみ”を読み子どもと共に自分も成長しなくてはと励まされます。お弁当の方は入園するまでは少しプレッシャーも感じておりましたが、小食の娘なのだからと思っておりましたので先日一生懸命食べている姿を見て、やはりマイペースでと思いました。又、和子先生から父母の会でのお話を伺いお弁当の意義にも感心致しました。
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